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生活情報諸々

​それぞれの元ネタがわかる人は一緒にポールダンス。

 

 

住宅事情…100年前に建物を建てる時は半重力で数十メートル浮かさないといけないように建築法が改正されたので、どんなでっかいビルでもちょこっとだけ浮いている。どうやら地盤変動​や自然災害が激しいので浮かしといた方が安全な程度に技術が発展したようだ。大半の地区は国司院によって開発され、土地ごと浮いているので日々の生活で浮いているのを意識する場面はない。

 10パーセント程度の人が一戸建てを持っており、その大抵が親類から引き継いだもの。家の様子にもよるけども、生活の裕福さは『高級集合住宅>戸建て>通常の集合住宅』。

通貨…一応N本円は健在。ただし一般での流通は電子マネーや仮想通貨が多く、リアルなお金にはお祝い事等でしかお目にかかることがない。今の2千円札くらいの珍しさなので、偽物と疑われることもしばしば。

職業事情…国司院から生命反応に対してベーシックインカムが支給されている。しかしながら、それだけだと食べて寝るだけの生活しかできないのでたいていは何かしらの仕事についている。

 

医療…通常医療は基本的に無料。美容整形も無料だが、施術をするよりも楽に美しくなる方法がたくさんあるので割に合わないと考える人間が多い。医療を受けた履歴がすべてENMAに登録されるのでそれを嫌がる人間もいるが、無資格者が行う闇系は莫大な金銭を要求されるのでよっぽどのことがない限り通常医療が使われる。

​警察…基本的に無能。わいろで簡単に見逃してくれる。今世紀ならば税金泥棒と叩き殺される。多分。

婚姻…性別関係なく可能。しかしながら、身体の年齢が18歳に達していなければ公的な婚姻関係になることはできない。子どもの体を持つ者の身体的な不利を鑑みての規制だが、近年改正の動きもある。

食糧事情…たいていのものは合成と培養で作れるので国司院が定期的に配給しており、表面上は困っていない。ただそれはあくまで『代用』ではあるので、こだわりのある人間は天然物を採ったり狩ったりしている。

 

農業事情…農産物が安定的に収穫できる土がほぼないので、農業や畜産業を職業とするにはリスクがありすぎる。家庭菜園程度であれば趣味の延長程度でできるが、たまに意思のあるカボチャや毒のあるトマトなどができてしまうので注意が必要。

山…素の地球上に凸面がある以上、山は存在している。しかしながら、急な坂道は生活用地として嫌われるため、周囲の土地をできるかぎり浮かせてほぼ平地にしてしまっている。そのため、山の頂上に近い部分は反重力で浮かせた生活用地面と素の地球との距離が比較的近く、古い地図を参考にできるかぎり山頂に近いところに住もうとする変わり者もいる。

海…素の地球上に凹面として存在しているが、この時代ではほぼ泥の沼。海に関するすべては国司院の管理下になっており、観光資源や海産物、海底資源も同様の扱い。海滴課の審査の元、市民の娯楽のため汚染を除去された安全な海辺が解放されたり、実験研究目的で過去の深海を再現する程度に濾過された海水が提供されたりなどは年に数回程度あり、それらは通称『合法海』と呼ばれている。海滴課の審査を通していない海は通称『脱法海』とされ、スリルを求める若者や海マニアの間で取引されることもあるが、そのほとんどが人命を損ないかねない危険な海である。

 ex,脱法海では頭が複数個あったり足が生えていたりミサイルを撃ってきたり回復魔法を使ってきたりといった多種多様なサメの目撃されている。

​気づいたら増える

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